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2009年4月25日 (土)

卓上ドブソニアン BonW

星好きのかたはドブソニアンという望遠鏡の形式をご存じと思いますが、
できるだけ口径の大きな望遠鏡を簡素な架台で軽量に作り、とりあえず
大口径の望遠鏡の見え味を楽しもうという趣旨のものです。

従って、卓上で使うドブソニアンというのはその趣旨から少し外れた仕様と
言うことになります・・・。

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写真は15cmニュートン式反射望遠鏡用のドブソニアン架台
(国際光器 WHITEY DOB用)です。

ニュートン式のように筒の上部から覗くタイプの望遠鏡の場合は
地面に直置きが覗く位置の高さから考えて一般的です。

しかし、屈折望遠鏡や反射でもカセグレイン系の下から(筒先の反対側から)
覗くタイプの望遠鏡の場合、上の写真のような一般的なドブ架台ですと
天頂に向けたときには、地面に這いつくばって見なければならなくなってします。

というわけで屈折式を一般的ドブ架台に載せようと思えば、必然的に
卓上型になるというわけです。

卓上型というと何となくかわいらしい小さな望遠鏡を想像するかも
知れませんが、スタパ流卓上ドブソニアンは下のようなかなり
ゴツいものになります。

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前からスタパにある15cm屈折アクロマートの「ブラック」(笠井トレーディング
・シュワルツ)は個人的には好きな望遠鏡なのですが、赤道儀に載せて
使おうと思うと、気が滅入るくらい大袈裟になってしまい、ついつい
出番が少ないという、かわいそうな状況にありました。
(「ブラック」について詳しくはこちら)

お手軽に使えないものかといろいろ検討したのですが、「ブラック」を
載せるとなると経緯台でもかなり大がかりなものになってしまい、
架台や三脚の置き場所にも困ります。

そこで「ブラック」をドブ架台に載せようということになったわけです。

一時は一から架台の自作も考えたのですが、ネットオークションで
出物を見つけたので慌てて落札しました。

架台の幅の関係上うまく載せられるかが一番の心配だったのですが、
耳軸をほんの少しヤスリで削り、耳軸と鏡筒バンドを繋げるアルミプレート
(ホームセンターで売っていたアルミ板に4カ所穴を開けただけ)を
用意しただけでうまく載せることができました。

090423bonw2

この「ブラック」かなりトップヘビーで、そのままだと接眼部が下側の
台座に引っかかり天頂を向きません。

接眼部側に重りやらサブスコープやらを取り付けてなんとかバランスを
取って天頂を見られるようにしましたが、その分かなり重くなってしまいました。

気楽に持ち歩けるかというと、もう少し改良の余地もあるように思いますが、
赤道儀に載せて使うことを思えば大幅に軽快になっていると思います。

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というわけでこの春から夏にかけて、ホワイティ-ドブの架台にのった
ブラック(Blak on WHITEY = BonW)活躍してもらおうと思っています。

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2009年4月20日 (月)

41番目の望遠鏡

ここのところ初夏を思わせる暖かさです。

いつもより1週間くらい早くカラマツの新芽が出始めました。

090419karamatu

スタパ周辺では桜が満開です・・・

さて、スタパにはたくさんの望遠鏡があるのですが、あまり真面目に数えたことが
無かったので、聞かれたときには「だいたい30台くらいですかね」と答えていました。

ここのところ何回か取材が続いてあまりいい加減なのもいけないと思い、
しっかり紙に書き出しながら台数を数えたら、何と41台もあることが
分かりました。

あまりの多さにおかみには改めて呆れられましたし、自分でも嬉しくなって
しまいました(笑)

まあこの中には販売している望遠鏡の見本とか、粗悪望遠鏡の見本とか、
預かり(または借用)の物、ほとんどインテリアの物などもありますので、
個人的な趣味で所有しているのは25台くらいなものです。
(・・・って、それでも充分多い気もしますが・・・)

さて、その記念すべき(何が記念なのか分からないですが)、41台目がこれ、

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ビクセン シリウス40L、口径40mm、焦点距離800mm(F20)です。

口径比20(F20)の屈折望遠鏡がどんな見え味なのかどうしても覗いてみたくて
ジャンク扱いの品物をネットオークションで入手しました。

090419sirius1

口径50mm、焦点距離600mmのラプトル50(写真手前)と比べるとその長さが分かります。
(鏡筒はラプトルと同じ太さのモノが使用されています。)

アルミ鋳物の架台はかなりしっかりした物で安定感があるのですが、
細い木製の三脚がその安定感を台無しにしている感じです。

入手早々覗いてみると、どうも見え味は今ひとつ・・
像もコントラストもぜんぜん締まりがない感じでした。

年代物のわりにレンズには(多少の曇りはあるものの)カビなども無く
きれいだったのですが、2枚のレンズの間に3カ所あるはずのスズ箔が2カ所しか
入っていません。

このため正しく調整された分離式アクロマートレンズに見えるはずの
同心円状のニュートンリングが全く見えない状態でした。

レンズの清掃と箔の入れ直しをしようとレンズを外したら、鏡筒内は何と内側が
白く塗装されていました。

いくら20年以上前の最低価格の入門用望遠鏡だとしても、ちょっとびっくりな
仕様です。
初めに覗いたときに、コントラストの悪い理由がこれだったわけです。

接眼部から見て明るく光る部分に黒の植毛紙を張り、ニュートンリングが
きれいに見えるように調整をして、組立なおしました。

昼間、風景を見ると色収差はほぼ完璧にありません。(色収差は星よりも
木の梢や電線などの方がシビアに分かります)

星像もほぼ完璧、ふたご座のカストルが楽勝に分離できますし、
土星も本体に落ちる輪の影がはっきり見えますし、輪に落ちる本体の影も
見えます。

200倍まで倍率を上げても、思ったほどには像が乱れません。
口径mm数の5倍という超過剰倍率で、さすがに暗いですが、それなりの
見えかたで、不快という感じはしませんでした。

F20・・・恐るべしです。

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2009年4月11日 (土)

デジカメで固定撮影

この季節にしては珍しく1週間近く好天が続きました。

ほとんど雲のない夜が多く、絶好の天体観測日和といいたいところですが、
9日が満月で、暗い星を見るのには少し無理があります。

以前は満月というと天気が良くても「骨休め~」などといった感じて
個人的に星を見る機会が少なかったのですが・・・・

最近は月光浴散歩ですっかり味をしめて、星景写真を撮るのが楽しみに
なってきています。

0904102006170

この写真、固定撮影といってフイルムカメラの頃にはとてもポピュラーな
写真でした。カメラを三脚に載せてシャッターを開いたままにしておけば
だれでもわりと簡単に撮影できたからです。

でも、デジタルカメラだと長時間シャッターを開いたままにすると
やたらにノイズが大きくなって、鑑賞に堪えない写真になってしまいます。

そんなわけでデジタルが主流になってからはあまり見かけない時期がしばらく
ありました。

最近になって、デジタルカメラの性能が向上したのと、短い撮影時間の
写真をソフト的に合成して長い星の軌跡を表現する手法が一般的になってきました。

星の軌跡の写真だけなら(晴れていれば)いつでも撮れるのですが、風景も
一緒に写し込もうと思うと月のある日のほうがベターです。
(都会のように人工照明で風景が照らし出されていれば別ですが・・)

星がきれいに見える場所で風景と星を一緒に写し込もうと思うと
月の光を借りるのが一番手っ取り早いです。

月の光は日にちと時間で一定でないため、その時々でどのような写真が
できあがるか楽しみな面もあります。

090407st

この時期は冬よりも気流が落ち着いているので、高倍率での惑星観測にも
向いています。
惑星は明るいので、月があっても観測に支障がありません。
そういった意味でこの時期は晴れていればいつでも星が楽しめる
時期といえます。

見方を変えればどんなコンディションの空でも、工夫をすれば星を楽しむことが
できるのかも知れません。
長くこの趣味をしていると、どうしてもコンディションの良い日ばかりを
狙って星を見ようという気持ちが強くなるのですが、もっとどん欲に星の
楽しみかたを研究すべきかも知れませんね。

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2009年4月 4日 (土)

春休みもあとわずか・・

しばらくブログが止まってしまいました。

春休みでただでさえ忙しいところに、理事をしている「山梨県ペンション連合会」
(YPA)の総会の準備が重なり、さらにこれまで人任せだったYPAの
ホームページの管理の仕事が加わり、さらにさらに(よせばいいのに)自分の
ところのホームページのサーバーの移転まで(去年移転したばかりなのに)して・・・

と、ズーッとテンパッた状態が続いていました。

一歩間違うと大切なデータが吹っ飛んでしまうこともある作業や、とても気を
使わないといけない資料作りとかが多く、緊張の糸が張り詰めた時間が長く
続いて、とてもブログまで手が回らないというのが言い訳です・・・

ようやくYPAの総会も終わり、新年度に向けたYPAサイトの見直しも終わり、
ホッと一息といったところです。

さて、昨晩はISS(国際宇宙ステーション)が見頃ですよ!という情報を
スコープタウンさんから頂き、お客様の夕食の時間ではあったのですが、
途中でISSの撮影に挑戦しました。

090403iss0

飛んでくる方向を勘違いしていて、気付いたときには月のすぐ近くをかすめていました。

ほんの1~2分で北西から南東の空に消えて行きました。
上の写真は5秒×4コマ、下の写真は5秒×8コマ、いずれもEosKissX2、tamuron17-50Zoom
17mm/F3.5にて撮影したものです。

090403iss

さて、土星が宵の口には高く上がり、見頃です。
高いところにいると気流の影響を受けにくくなり、揺らぎが少なくなるので
よく見えるわけです。(昨晩もよく見えました!)

090403st0

この土星・・、よ~く見ていただくと何となく変なことに気付きませんか?

土星の輪と土星本体に映る輪の影の位置関係を考えると、太陽の光が当たっている
面とは反対の裏面を地球からは見ていることになります。

地球と太陽と土星の位置関係が微妙に南北にずれていて初めて見られる現象です。

光が当たっている裏側から見ても同じように輪が光って見えるということは、
輪が一枚の板でできているのではなく、細かな粒子でできていて、太陽光を
散乱させて輝いているという推測ができるというわけです・・・・

いや~、宇宙って面白いですね・・・

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